胃がん、大腸がんの早期発見・早期治療を目指して
当院では経験豊富な医師が、苦痛の少ない胃カメラ、大腸カメラ検査を行っています。
軽い鎮静剤で、眠ったまま楽に検査を受けることが出来ます。
また、ポリープや早期癌に対しては、積極的に内視鏡治療を行っております。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
午前 | 杉原正 吉本 |
杉原正 大崎 |
中村 | 杉原正 |
杉原正 |
杉原正 東 |
「胃が痛い」「胸やけがする」「ムカムカする」「胃が重い」「便が黒い」「げっぷがよく出る」といった症状で悩んでいませんか?
そのような症状の方は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎を起こしている可能性があります。
一度胃カメラ検査をして、しっかりした診断のもとで治療を行えば、そのような症状は改善されます。
胃炎・胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因になるピロリ菌検査も可能です。
ピロリ菌感染が分かれば、除菌療法で治療できます。
また、早期胃癌の状態で発見できれば、内視鏡による治療も可能な場合があります。
当院ではポリープや早期胃癌に対する内視鏡治療も熟練した医師が行っています。
胃がんは、検査法の進歩により早期で見つかるケースも増えてきました。
内視鏡検査の所見で、大きさや進達度(がんが胃の壁にどれだけ深く入り込んでいるか)を判断し、進み具合の程度で内視鏡的切除術、腹腔鏡下手術、開腹手術、抗がん剤治療等が選択されます。
超音波検査やCT検査でリンパ節に転移がないと判断された早期がんは、おなかを切らずに内視鏡でがんを含む粘膜だけを切り取る内視鏡的治療が用いられます。
内視鏡による消化器がんの治療は、開腹手術に比べおなかに傷がつかず、臓器を残すことができる、入院期間が短くてすむなど患者さんにとって体にやさしく経済的にも負担が軽い治療法です。
この治療法はすでに20年以上前から行われており、従来からスネアと呼ばれる金属の輪を使って切り取る方法(内視鏡的粘膜切除術:EMR)が行われていました。
この方法は、1cm程度までの小さい腫瘍に対しては有効ですが、一度に取れる大きさが限られており、大きな腫瘍に対してはいくつかに分けて切除するしかなく、腫瘍を確実に取れたのか顕微鏡で検査するときに判断しにくいという欠点がありました。
現在では、専用の器具の開発により、より大きな腫瘍も切り取ることができるようになりました。内視鏡の先端に電気メスを出して切り取っていく方法で、内視鏡的粘膜下層剥離(はくり)術(ESD)と呼ばれています。
腫瘍をひとつの塊で取ることができ、完全に切除できたかを正確に診断することができます。
ESDが難しいがんでも、症例によっては腹腔鏡で治療出来る場合もあります。
当院では腹腔鏡手術も得意としています。まずは内視鏡検査を受けましょう!
胃の内視鏡検査は、口からだけでなく鼻からも行えます。
わが国では、年間約8万人が新たに大腸がんにかかっています。大腸がんの患者数は男性で第2位、女性では第1位です。患者数増加の一因は、食生活の欧米化や運動不足などが原因です。しかも、大腸がんは高齢者ほど罹患率が高くなるため、今後もさらなる増加が予想されます。
大腸がんは、適切な検診を受けることによって早期に発見できます。
また、早期発見により治癒する可能性も高いです。
40歳を過ぎたら、定期的に大腸がん検診を受けましょう。
大腸カメラとは、先端に高性能カメラがついた細いチューブ(直径1cm程度)をおしりから挿入し、大腸全体を観察する検査です。
当院では熟練した医師が行っており、鎮静剤を使用し苦痛なく楽に検査が出来ます。
大腸ポリープが見つかれば、その場で切除することが出来ます。
大腸カメラは、「直接病変を観察できる」検査です。
バリウム検査では、異常を疑う所見があったとしても、それが本当に異常なのか便なのか区別がつきにくいことがあります。
また、便潜血検査で陽性であったとしても、何らかの病気であるかと判断することは出来ません。
内視鏡検査では「直接見る」ことで判断に困ることが極めて少なく、さらに組織を採取し顕微鏡の検査が可能であるというメリットがあります。
まずは内視鏡検査を受けましょう!
当院では、大腸カメラの時に見つかるポリープの多くは、その場で切除することが可能です。すぐに切除出来るのも、大腸カメラのメリットです。
切除する時に痛みなどは全くありません。
大腸ポリープは放置すれば癌化する場合がありますので、内視鏡医が必要と判断すれば、そのまま切除致します。当院では消化器専門医が安全に行っております。
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)は、専用の内視鏡を十二指腸まで挿入し、十二指腸にある主乳頭という胆管と膵管の出口に細い造影チューブを入れて、胆管や膵管を撮影して胆管、胆嚢、 膵管の詳細な診断する検査です。
さらに、胆管の結石を取り出すような治療や処置を行うこともできます。非常に技術を要する検査ですが、当院では熟練した医師が安全に行っております。
①内視鏡 ②膵管 ③胆のう(石があるのが分かります) ④総胆管
胆管や膵管の病気を治療するため、十二指腸にある主乳頭という胆管と膵管の出口を内視鏡を用いて切開する処置です。
出口を広げることで処置が安全に行えるようになります。
例えば、総胆管結石(胆管に結石がある病気)の治療の際に行います。ESTを行なった後に、総胆管結石を特殊な器具を使い摘出します。